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行政視察報告(平成30年11月12日~14日)

  北相木村議会は平成30年11月12日~14日の3日間沖縄方面へ行政視察等を行いました。

11月12日【ひめゆり平和祈念資料館見学】

   本視察では、歴史にも触れる機会を設けました。沖縄といえば太平洋戦争末期、日米両軍の地上戦となった場所で、住民十数万人の命が奪われました。大戦末期に沖縄決戦に備えて沖縄県中の女学生を集めて女子部隊(ひめゆり部隊)が組織され、野戦病院にて負傷した兵隊さんの看護を主に携わったわけですが、戦況が悪化する中で攻撃に巻き込まれたり、アメリカ兵に追い詰められた末に集団自決をせざるをえなかったため、ほとんどの学生及び教師が亡くなりました。ひめゆり平和祈念館にほど近い場所に平和記念公園がありますが、国立沖縄戦没者墓苑や、府県の慰霊塔50基が建立されており、長野県の慰霊塔にも御霊に対して手をあわせてまいりました。

11月13日【恩納村役場・恩納村レタス畑見学】

   恩納村は、観光資源が豊富な村で、多くのリゾート施設が有ります。その施設とタイアップし安全・安心な地場産生鮮野菜を観光客へ提供することを目的とし、長野県・川上村の栽培技術を取り入れ、レタス栽培が進められております。      

恩納村役場[機種依存文字]

恩納村役場[機種依存文字] 

 まだまだ農家数は少ないとの事ですが、需要が高まっていることや、元気な農家さんがいるので近いうちに需給のバランスもとれるのではないかと感じました。またこの事業で新たな地域産品が加わることにより遊休荒廃地対策も解消され、リゾート地にふさわしい景観の保たれた村づくりに繋がるのだと感じました。

 レタス畑[機種依存文字]

 レタス畑[機種依存文字]

 レタス畑[機種依存文字]

11月13日【沖縄科学技術大学院大学見学】

 本大学は恩納村にあり、学校法人ではありますが研究助成金を国からの財政支援で運営しております。アジア、ヨーロッパを中心に世界各地から、毎年約40名の学生が入学しています。特徴的なのが、学部をもたない5年一貫制の博士課程を置く大学院大学で、教育と研究は全て英語で行われており教員等相互のコミュニケーションも英語を使用しています。世界最高水準の研究及び教育を行なうという事で、企業からも大変注目されており産学連携の強化が伺えました。地域の発展にも大きな影響があると思われます。また、学生のほとんどは校外で生活しており、少なからず経済効果の向上につながっていると思われ、地域の児童、生徒等にも交流の輪が広がり、英語学習の場にも出向いている様です。将来的には国の支援から独立し、民間資金やクラウドファンディングの様な形で運営していく予定との事です。

沖縄科学技術大学院大学[機種依存文字]

沖縄科学技術大学院大学[機種依存文字]

 沖縄科学技術大学院大学

11月13日【電照菊畑見学】

  沖縄産の小菊は、冬季の温暖な気候を利用して栽培され、年末から3月にかけてほとんど沖縄産が占めています。そのため、責任産地として計画を立てた栽培、出荷が行なわれているわけですが、栽培にはすべての農家で電照を利用した方法を取り入れています。生育中の電照については花芽分化を抑制し、丈の安定した確保が目的とされているとの事。また特徴的なのが、沖縄県は台風が頻繁にくる事から、風雨等の被害から守るため、ほとんどの農家では平張りハウスや鉄骨を利用した強化型ハウスで栽培がおこなわれているとの事です。

電照菊[機種依存文字]

電照菊[機種依存文字]

電照菊[機種依存文字]

  

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